フード業界で働く人
例えば、1クラス40人の仲間が卒業とともに就職をしたとします。数年後同級会で集まった時、仲間たちの仕事内容を聞いてみると「6人に1人はフード業界」で働いてたという事。縦一列くらいの仲間ですかね。例えばですよ。
厚生労働省の発表(2016年9月)では、日本の就業者総数6,498万人のうち、農業、食品製造、卸、外食、食品スーパーなど「食」に関わる業種で働く人は、1,009万人という結果でした。これだけ様々な業種、ビジネスがある中で、およそ6人に1人がフード業界の従事者ということになるわけですが、人口減少、超高齢社会において構図の変化が起きてくるんでしょうかね。
謎めく「日本酒」製造
酒類大手メーカーと言えば、サントリー、キリン、アサヒ、サッポロの4社ですが、実は日本酒を作っていないんです。ビール、ウィスキー、チューハイ、ワイン、焼酎など様々な酒類セグメントがあり、それぞれ進出しているのに、4社とも日本酒には参入していません。
そして、理由は明らかになっていません・・・・。
エースコックはベトナムでトップ
カップラーメンと言えば?日清食品じゃないでしょうか?インスタントラーメンの国内トップシェアはおよそ4割の日清食品HD。2番手は東洋水産(まるちゃん)で、サンヨー食品、エースコックと続きます。
ちなみにエースコックはベトナムでトップシェアを持っています。
バックに付いている総合商社
製糖・製粉・製油総合商社の出資を受けている企業は下記の通り。原料の輸入比率が高いメーカーは、原料確保の点から商社との関係を深めることを重視している事から繋がりが必要なんですね。
三井物産 → 三井製糖、J-オイルミルズ、かどや製油
三菱商事 → 大日本明治製糖、塩水港製糖
伊藤忠商事 → 伊藤忠製糖、昭和産業、日本製粉、不二製油
住友商事 → 日新製糖
丸紅 → 日清オイリオグループ
知ってる名前、ありましたか?
お惣菜の市場規模がスーパーより大きい業態
スーパーと言えば惣菜コーナーを思い浮かべるのですが、実は市場規模でいえば、スーパーよりコンビニの方が多いのです。惣菜市場9,105億円のうち、コンビニエンスストアの占める割合は32%。
惣菜専門店(30%)食料品スーパー(26%)と続くわけですが、2015年頃からコンビニは首位となりました。この背景はコンビニエンスストアが日配品の取扱を強化していることの表れなんです。
自分の働くフード業界のトリビアっぽい情報でしたが、意外なものはありました?各業界の基本情報や最新動向、課題など話のネタが集まったらまたご紹介します。
意外と、自分の業界の事知らない事だらけだったりしますよね。