2017年07月10日

民事再生法適用の申請・・・病院経営


医療法人群馬循環器病院が6月29日に前橋地裁高崎支部へ民事再生法の適用を申請しました。


夫妻は債権者約240名に対して約14億円。瀬戸内海に浮かぶ無人島:来島が約5億円という話ですから、無人島3個くらい買えそうです。

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創業は1985年。97年には法人改組し、循環器科や消化器科などを擁する「群馬循環器病院」として経営スタート。しかし、医師・看護師の相次ぐ退職など、人材不足を背景とした手術件数の減少や患者流出など、年収は激減し、赤字決算が頻発。債務超過に陥る場行も発生していました。追いうちとばかりに診療報酬返還請求への対応など支出増は続き、資金繰り改善のめどが立たず自主再建を断念したようです。


しかし、「病院」という存在はそう簡単に潰してしまうには私たちも困るところが多くあり、実際は事業は継続中。従業員の雇用も維持されています。東京都港区の企業がスポンサーとなり、資金面のほか病院運営に関する全面的な支援を受けていきます。


実は、地元にもしかもお客様としてある「病院」も、信用できる情報として医師・看護師の集団退職などがありました。理事長とのケンカ別れ的な噂。人材不足はどんな業種であれ経営に一番打撃を与えます。


こうした事実関係と結果を目の当たりにすると、判断せざるを得ない時期が目の前であると感じます。高齢化社会と言えど、病院・福祉施設いずれも安泰な商売でない事はたしか。そもそも商売においてあぐらをかく余裕を持つなんていけないんですね。


今回の病院さん、地域の為にも立て直してほしいですね。






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posted by なーたのうた at 11:28| Comment(0) | 日常報告書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月06日

北海道かぼちゃの値上げ・・・各地区の状況は?

業界では「凍菜(とうさい)」と呼んでいますが、食品関係に携わらない人にはなじみの無い言葉なんでしょうかね。冷凍野菜なんですが、今では各家庭でも重宝されているんじゃないでしょうか?


解凍してそのまま使えるものなども多くあり大変便利ですよね。そんな凍菜関係で、かぼちゃの値上げの話が入ってきました。中国産の扱いもあるのですが、産地指定もあり国産(北海道)のかぼちゃも扱っています。昨年から品薄だったりなんだかんだ苦労していただけに10%の値上げは痛いものです。


とはいっても、北海道 産地の状況はおおむね順調とも言える状況です。各野菜の状況をお伝えしたいと思います。
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かぼちゃ


全体的に各地区播種、移植時期はえびす種、イーティ種ともに順調でしたが、移植時期の6月上~中旬は雨が多く低温が続いたために、多少ですが遅れている様です。下旬の天候回復で取り戻す感じです。今後については、7月の開花時期及び開花後の気温が重要になってきますので今後も確認したのちの報告となります。


(湧別地区)
5月、6月と気温の高い日が続き播種、移植作業も順調でしたが移植後に雨と低温の影響で若干生育が遅れています。しかし6月下旬からから天気も回復傾向ですので追いつくので問題ないと考えています。今年から気温・地温の積算温度データーを測るため、湧別地区・芭露地区に機械を取付けています。6月末から実測が始まりますので正確な面積がでる予定です。より詳しい報告が出来ると思います。


(富良野地区)
移植作業も遅れる事無く順調でしたが、多雨と低温の影響で多少ですが生育が止まっている状況です。苗も雨の影響で多少ですが葉っぱが黄色みかかっている苗も見られました。しかし、下旬に入り気温も平年並み(20℃~25℃)に戻っており心配は無い様です。富良野地区にも気温・地温の積算温度データーを測るため、富良野(東山地区)の1箇所に機械を取付けています。
面積は、昨年並みですが、未熟果による品位低下を防止するため、今年度の受入れ条件を厳格化するため、多少減反になる見込みです。


(洞爺地区)順調に移植は進んでいたのですが、中旬の大雨により圃場に入れない生産者が何戸かいる様です。多少移植が遅れても問題は無いのですが、苗が老化苗にならないうちに移植ができればと思います。例年から比較して1週間遅れの様です。


(音更地区メルヘン種)移植作業はほとんど終わった様です。6月に入り気温が低い為、苗が黄色くなっている箇所が見られる様です。


長芋


6月上旬からポール建て、ネット張りが行われています。川西地区の生産者の情報によると、圃場は適度な雨が降り水分を多く含んでいることから、例年になく発芽のタイミングが揃い、ツルの出方が揃っています。これからの天候次第ですが、現在のところは良好な状況です。


5月後半から、春掘りの選果が始り、工場に納品されています(20円ほど単価アップとなりました)。春掘りも収量3割減と奇形が多い状況は変わっていません。直近の選果量はJA音更が週4日から5日に増やしたり、JA川西も残業対応で増やしたりしています。選果量増により入荷量も若干増え、弊社委託製造工場としても残業対応で冷凍とろろの生産を対応しています。JA音更からは現在のペースで選果した場合、8月末に原料が尽きてしまう報告があり、8月までに新物までの先作り必要となる状況です。


また、メインのJA川西も状況は同じことから、例年10月中旬まで旧物の選果をしていますが、今年は早い時期に原料が切れるかもしれません。JA側と連絡を密に取り合い、状況によって納品を増やしてもらい、出来る限り生産を入れて対応を行っていきます。


にんじん


播種時期は、例年と同時期に作業がすすんで順調でしたが、メイン産地のオホーツク・斜里地方は、6月に入り低温の日が続き、生育が平年と比較して2~3日遅れています。現在は、収穫時期を段階的に分けるため、日にちをずらして播種作業をしている状況ですが、今後の天候によっては、収穫時期が遅くなるかもしれません。


全般的には作付面積が減少しており、今年の原料調達も相場上昇とともに物量確保も厳しいと見込みます。


ほうれんそう


6月19日より十勝地方での露地栽培ものの収穫が開始されました。4月25日に播種が始まり約60日で収穫です。これまでの栽培では6月初旬の雨で腐れが多発し、放棄した圃場もありましたが、総じて順調な生育となっております。


今情報を仕入れている2か所、十勝地区(音更、芽室、幕別)で約12町歩(ヘクタール)、斜里地区で約3町歩の栽培。平均反収見込みは不作だった前年の2倍、平年並みの1.6MT/反(10アール)を見込まれています。品種は晩抽性、ベト病耐性の強い「ネオサイクロン」。近年は安定しています。虫の被害も少なく、今期は品質も良い状況です。


十勝地区の原料収穫は7月20日頃まで続きます。もう一方のオホーツク沿岸の斜里地区は少し遅れて7月4日より収穫開始の7月23日頃まで続く予定で、工場での凍結加工は7月下旬まで続く見込みです。直近の高温で生育が集中し始め、工場加工は最盛期に達してフル稼働です。今期新物は現時点で90MT前後の出来高を見込んでおりますが、最終的には8月初旬に出来高判明するので、その際の報告になります。


えだまめ・いんげん
播種時期は、例年と同時期の5月1日より作業がすすんで順調でした。メイン産地の十勝地方では6月に入り低温の日が続き、生育が平年と比較し数日遅れておりましたが、中旬以降の天候回復で再び順調に生育しております。実の結実はこれからですが、例年通りの作柄となることを祈っています。えだまめは8月下旬、いんげんは7月下旬の加工開始予定です。


ちゃんと毎月報告すればいいのに、気が向いたときにこうやって報告するんですからね。いずれ、現在の産地の状況と今流通している商品とでは状況は違いますので、この度の値上げ・・・・ある程度理解してあげなきゃいけませんかね。各社の動向を確認します。



posted by なーたのうた at 19:04| Comment(0) | 日常報告書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする