参考までに前回のお話・・・
途中から読んでしまった方は、よろしければ前回の記事も読んでください。
・・・と言う事で、自力で見つけた輸入業者はその販売価格も調べました。自社表示のついている商品「間違いない!」1ケース520ドルで販売されていました。
輸入業者はここで警察と手を組むんです。市内の中華料理店の外で盗まれた自社製品200ケースを買い取るという罠を張ったんです。警察は即、盗んだ蒲焼を隠していた倉庫を見つけ、犯人たちの後をつけました。やっぱり尾行はプロに任せた方がよいですからね。
犯人はブルックリンに住む30~50歳代の中国人3人でした。もちろん刑事犯として検挙。パスポートも取り上げ。
その後、犯行に使われたトラックから200ケース、倉庫から745ケースを回収しました。2000ケースすべての回収はさすがに無理でしたが、半分近くは売りさばかれる前に回収できたんです。
前回の記事でも記載したように中国は近年、米国向けのうなぎ製品輸出を加速度的に増やしています。それだけの需要もあるという事。ちなみに日本からの米国輸出は15年度で70トンほど。桁が違いますね。
こうした米国内の市場に目をつけた、うなぎ資源を持つ一部の業者は、国内でのうなぎの養殖事業を開始しようとしているようです。そんなお話でした。
いずれ一大ブランドになって日本に入ってきたりして!?その前に近畿大のナマズが本格ヒットしたりして!?