2016年03月15日

すき昆布に異物・・・|ただのアブじゃなかった!

事故とまではいきませんが・・・いや、事故か?


久々に異物混入のクレームです。「すき昆布


まぁね、自然の乾燥物ですし・・・甘かった。ちゃんと屋根もあるし工場で製造されていました。乾燥したすき昆布のはじっこに絡まるように何やら羽が・・・。おぞましい・・・


蜂?アブ?ハエではなさそう。えぐいので画像はUPしませんが、実際にそこにはいてお客様からご指摘を頂いての回収になりました。実は、大箱で購入をして、中の10枚づつを袋に入れてお客様へ出荷をしている為、100%製造者の責任とする事が出来ないんです。袋に入れるだけとはいえ「加工」している事になっちゃいますから。


基本的にはメーカーの製造した「最終製品」を仕入れてお客様へ販売しているのですが、田舎の方ですからね僕ら、地元で生産されたものなんかもお父さんお母さんが作っているような産直的なものから、障害者支援施設などで育てた干し椎茸とか、地場に深く関係した商売も若干あるんです。


正直、そうした商品でのクレームって大変なんですよね。お客様にご迷惑や不安を与えてしまった事には変わりないですし、代金を頂戴して納めさせて頂いたものに問題があったのであればしっかり対応はします。しかし、報告書とかそういったものが出せない場合もあったりします。結果的にはちゃんと混入経路や是正処置は文書にして改めてお詫びに行くんですけどね。


今回のすき昆布もちゃんと漁協さんから出てきましたけど、僕らの見解も報告します。袋詰めは僕らでしたから。そこで、ポイントになるのは「その虫がなんだったか?」だったりするんです。陸地にいる虫なのか、浜辺にしかいないのか?国内にいるはずがない?加熱された形跡がある?屋内に生息?などなど・・・。


混入していたのは「コウカアブ」という昆虫綱双翅(そうし)目短角亜目ミズアブ科に属する昆虫でした。まあ、「あぶ」です。


黒色で、はねは全体が黒褐色、腹部の基部が白色、前脚(ぜんきゃく)と中脚の脛節(けいせつ)基部と節(ふせつ)は黄白色。触角第2節の内側は先端が前方に突出しています。


嫌な事に、成虫が見られる場所・・・は便所、畜舎、ごみため周辺に見られると図鑑に載っています。腹部の基部が細く、姿や飛び方もハチに似ていて、後架(こうか)、すなわち便所の周りを飛ぶのでベンジョバチって呼ばれている虫でした。


これはキツイ!


銀バエくらいのインパクトじゃないでしょうか?


だからと言って、トイレ周辺で製造しているかと言うとそうではありませんが、主にそうしたところでよくみられるというだけですから。でも、ショック。


当社の在庫保管場所は低温管理されており、お手洗いなども別施設にしかなく、倉庫自体には陸続きになっていませんでした。かつ、入り口での履物の履き替えや手洗い、現場担当の持ち物チェックから装備の確認など、さながら製造工場並みの衛生管理をしたうえでの倉庫作業となっています。(ちょっと言い過ぎ!?)


そもそも、すき昆布に挟まっていたところから、袋詰めの時に「ポトッ」と落ちて入ったとは考えにくい部分があります。が、何が起こるかわかりませんよね。


決定的な部分はありませんでしたが、製造側の提出した文書で明らかとなった工程上の混入可能性が比較的高い事がわかったので、そうした説明をしての対応となります。混入の昆虫を詳しく調べるとゾッとしてしまう事もありますね。


ほんとうに申し訳ない事でした。いずれ、お客様に出荷される前に発見できなかったか?という点でいえば当社にも改善すべきところはあったと思います。昔はね、干し菊なんかにも虫が入っていたり、「そういうもんです!」とかって、冗談で言えた時代もあったかもしれませんが、今はそうもいきませんよね。


食に関連した商売です。気をつけたいと思います。





posted by なーたのうた at 11:41| Comment(0) | 食品事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月12日

すべての始まり「殺人ユッケ事件」立件断念

ニッチと言うか、蒸し返すかべ新聞ですね。


覚えてますでしょうか?2011年4月の集団食中毒事件。肉の生食規制強化の発端となった焼肉チェーン「焼肉酒屋えびす」。「腸管出血性大腸菌O111」や「O157」に汚染された焼肉のユッケが店で提供され、死者5人という悲惨な事件。


合計181人の食中毒被害者を出したこの事件は刑事事件としての立件を断念したと報道各社が伝えていました。来月4月が業務上過失傷害罪の公訴時効だったんです。


「焼肉酒屋えびす」の元社長といえば、食中毒事件の起きた当時、記者会見での「逆切れ」や「土下座」が話題となりました。
dogeza.png

内容としては「焼肉酒家えびす」では、安全性を高めるために行われる、表面の肉を削ぎとる「トリミング」が行われていなかったため、牛肉を食べた客からは「腐っているのではないか」との苦情も出ていた・・・。


そうしてこの事件が発生。実に時間のかかった事件でした。


同店を運営するのはフーズ・フォーラス社。事件により被害者への損害賠償額も含めると17億円という負債が発生しました。しかし、手元に残っている資金はわずかしかなく、 「殺人ユッケ」の仕入れ先である食肉卸業者へ約3億1000万円の損害賠償を求める訴訟を起こしたのです。


この訴訟は異例なものでした。


フーズ・フォーラス社は、被害者へ原告団に加わるよう求めたんです。ユッケを食して亡くなられた側に対して、それを提供した側が「原料を納入した業者を訴えるんです」って。そして、裁判に勝ったならば、その賠償金は参加した被害者に分配されるという事。でも、加害企業と手を組むという事ですから、被害者や遺族にとっては相当複雑ですよね。しかも、訴訟にかかる費用、数十万円を負担しなければならないという・・・


結局、ほとんどの被害者がフーズ社の提案を拒否。


訴訟自体かなり長引きそうな雰囲気だったんです。食肉卸業者は食中毒の原因が断定されていない事を理由として「そもそもユッケが原因だったのか?」という事実関係から争う姿勢を見せていました。こうなると仮に被害者側が原告団に加わったとして、勝訴できたとしても保証金の分配はかなり先になりそう・・・そんな当時の話です。


同社は2011年7月に全店営業停止、廃業し、本社長は翌4月に自己破産をしています。「被害者への対応は清算人に任せきりで、金沢市内の家賃9万円の賃貸マンションで暮らしている」「知人の飲食店でアルバイトをしている」などと噂されたりしていました。


当時の週刊誌には「妻と離婚し・・・」とありました。どうであろうと関係ない事ですが。今はどうしたものか再起に協力する知人は当時の記事で「経営手腕はある。まだ刑事罰になるかどうかの結論は出ていない。
不起訴か起訴猶予になれば、事業をもう一度始めたいと希望しています」そんな鋼のハートを持った社長さんでした。


その鋼に刃を向けたのは遺族や被害者たち9名。2014年10月17日に運営会社「フーズ・フォーラス」と納品した食肉卸業者「大和屋商店」などを相手取り、約2億5700万円の損害賠償を求めて、提訴しました。そうなりますよね。


原告
「フード社は食品の安全を確保すべききわめて高度かつ厳格な注意義務を負っていたが怠った。 大和屋は食中毒を防ぐための注意喚起をしていなかった」
と提訴の理由を明かしています。


多くの被害者を出した「食中毒ユッケ事件」ですが、刑事事件としての立件断念にまた賛否両論でてくるんでしょうね。


この事件により2011年10月にユッケなど生食用牛肉の提供基準が厳格化、2012年7月には生食用牛レバーの提供・販売が禁止された。



posted by なーたのうた at 17:27| Comment(0) | 食品事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月08日

自主回収】日清オイリオ|ココナツオイルに「カビ」!?

[日清オイリオ]日清エキストラバージンココナッツオイル 130g/中鎖脂肪酸

価格:887円
(2016/3/8 10:51時点)



--------------


一枚のFAX・・・・


こういう始まりってあれですよね。
「自主回収」


日清オイリオグループの販売する「日清エキストラバージンココナツオイル130g」の一部に、カビが発生している事が判明したとして、自主回収が始まりました。


業務用の食品をメインに取り扱っていますが、一部では市販タイプも我々取り扱っていますので、「ドキッ」とします。


自主回収の対象となる商品は7品
・日清エキストラバージンココナッツオイル130g
・日清エキストラバージンココナッツオイル130g2個セット
・エキストラバージンココナッツオイル360g(通販販売用)
・日清ココナッツオイルギフトセットCOG-30
・日清ココナッツオイルギフトセットCOV-30
・日清エキストラバージンココナッツオイル5gポーション
・Oil de サプリ 中鎖脂肪酸+ココナッツサプリ



各問屋へは、まず在庫の把握と出荷止め、そして近々の出荷先の確認と回収。こうした経費ももちろんメーカーへ請求しますけど・・・。


地元にもオイリオさんの事務所あるんでこちらにも来て頂くかもしれませんが、普段取り扱いのある先が優先でしょうから、いまはバタバタしているんでしょうね。


発見の経緯とか詳しいところが明確になっていないのですが、近くプレスで公開されるんでしょうね。健康被害等の報告は出ていないとの事です。ちなみに、出荷再開のめどは立っていないとの事。そりゃそうですよね。今回収始めたばかりですし。


商品もここで紹介しようと思いましたが、通販の部分も即停止になっているでしょうから、各自調べてカビが発生している可能性のある商品画像など確認してください。(無責任・・・)


参考リンク:日清オイリオのリスクマネジメント


詳しい経緯が知りたいところですよね。新着入りましたらお知らせしていきたいです。


ちなみに、2016年4月から北海道で日清オイリオを含む食品メーカー6社は共同配送をスタートします。味の素㈱、カゴメ㈱、日清オイリオグループ㈱、日清フーズ㈱、ハウス食品グループ本社㈱、㈱Mizkanの国内の大手6社です。


それぞれは競合メーカーとしての存在ですが、厳しい物流環境に対応することで、ともに私たち消費者も含めた社会へのさらなる貢献を目指しています。


すばらしいですね。回収は素晴らしくないですけど。



posted by なーたのうた at 10:53| Comment(1) | 食品事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月19日

高濃度ヒスタミン検出|ふくなおの回収騒動報告

2月3日に奈良県の保健所からの申し出により始まった「ふくなお
」の「いわし小粒団子」によるヒスタミン食中毒の件。


経緯を簡単に説明します。

やわらか食材でその地位を築いている株式会社ふくなお
が販売した「いわし小粒団子」を食したお客様からヒスタミン食中毒の症状(口がピリピリした)の申し出がありました。


2月3日
 申し出を受けた同社は、回収検体を検査機関へ調査依頼。


2月4日
 検体から高濃度のヒスタミンが検出される。直近で販売した4ロットの自主回収をスタート。


2月7日
 同社で保管していた検体についてもヒスタミンが検出され、大阪府富田林保健所から回収命令がでる。
回収命令品 いわし小粒団子
ロットNO 35054 賞味期限 2017年04月
ヒスタミン 95.8mg/100g


追加して、同じ原料を使用していた「いわしすり身」に対しても検査を実施。



2月12日
 「いわしすり身」においても高濃度のヒスタミンを検出した為、自主回収スタート。
検査結果 いわしすり身
ロットNO 36054 賞味期限 2017年04月
ヒスタミン 109mg/100g


ヒスタミン食中毒事故を発生させた原因商品の製造責任より、株式会社 大市珍味 富田林工場は2月11日より3日間の営業停止処分。
大市珍味
はふくなおをグループに持つ親企業:大市珍味HP


2月17日
 途中経過として取り扱い企業へ情報の配信。この時点で原因については「誠意調査中」としておりますが、工場へ原料が入荷される前の段階の「いわし落とし身」に何らかの不具合が発生していた可能性を高く見ています。


原料入荷時点での検査や、自主基準を設けるなどの対策を講じるとして文書はとじられていました。


これからの時代にマッチした高品質な商品を生み出すふくなお
には今後も期待したいところです。

posted by なーたのうた at 12:13| Comment(0) | 食品事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月18日

食肉卸会社が産地偽装!儲け続けてバレたので廃業します!

なんでしょう?こうしたニュースばかりが聞こえるような気がするんですが!


京都市の食肉卸会社「都ジャパン」が、宮崎産、鹿児島産などのブロイラーを自社ブランドの「大山都どり」として販売をしていました。


この大山都どりは鳥取産の自社ブランドであり、年間で8万キロほど販売していた商品でした。が、その8万キロのうち約半分が九州産のブロイラーだったというのです。


なんでまたそんな事を・・・・。この産地偽装により500万円/年近くの利益を上げていたといいます。それでいて、この事実が明るみとなり「問題を真摯に受け止め”廃業します”」って。


あんたは良いかもしれませんが、従業員どうすんの?ってさ。こういう利己的な考えは良くないですよね。その場にいたらどうなるかわかりませんがね。偽装を行った理由として、「自社ブランドの人気があり、原料が間に合わなくなった」と話しており、社長の指示のもとで行われたんです。


しかも!約9年間も


完全に金に目がくらんだっていう見本です。甘い蜜にハマったら最後。抜け出せなかったんですね。発覚は元社員から・・・・


「廃業」を口にした、この会社は他社に譲渡される予定となっており、従業員も引き続き雇用する方向で調整しているそうです。


購入し続けた消費者の気持ちはどこにぶつければよいのやら・・。




posted by なーたのうた at 15:59| Comment(0) | 食品事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
カテゴリ
ご紹介する友達ブログ