昔はよく食べてたんですが、ほんと久々でした。納豆やとの商談で新商品のサンプルを頂いた事でお昼に食べました。せっかくなんでちょっと為になりそうなネタを・・・
納豆の白いつぶつぶはカビ?塩分?何かの菌?結晶?さまざまな憶測を勝手に飛ばしていますが、これは「チロシン」と呼ばれる結晶です。

納豆は醗酵が進んでくると表面に白いつぶつぶの結晶が出てきます。納豆菌の作用で大豆が分解された結果できるアミノ酸の結晶だったんです。まぁご存知の方も多いかもしれません。
アミノ酸の結晶なので、もちろん食べても害はないのですが、砂を噛んだようにシャリシャリ感って感じませんか?このチロシンが出てくるころあいを賞味期限の目安にしている方もいるようです。
一応パッケージに賞味期限は記載してありますけどね。
つぶ納豆の方がチロシンが出やすいように思いますが、ひきわり納豆の方が皮をむいているほか、割っているので醗酵が早く進み比較的チロシンが出やすくなっています。メーカーによっては、ひきわり納豆の賞味期限をつぶ納豆より短く設定している事もあります。
ちなみに、チロシンは水に溶けにくいため納豆表面が乾燥気味になるとはっきりと現れてきます。
冷蔵庫に入れておいてもチロシンが出てくるというのは日にちが経って納豆菌による醗酵分解が進んできたのに加えて、同時に湿度の少ない冷蔵環境がよりチロシンを結晶化させていると言えます。
多くの認識では、チロシンが出ることは劣化の指標とされているんですが、チロシンは前述の通りアミノ酸の結晶物。チロシンそのものは摂取すると疲労回復や集中力アップ、ストレスの軽減効能などもあると言われています。
納豆だけ取り上げても、他の食材にヤキモチ焼かれてしまいそうなので、チロシンが多く含まれている他の食品を紹介しますと「チーズ」「納豆」「大麦」「ヨーグルト」「あさり」「たけのこ」「うどん」などが挙げられます。
共通点が見つけられない・・・・そんな仲間たちですね。
その中でも、タケノコの水煮などを割って中を見るとヒダの部分に白いものがついているのを見ることがないですか?実はこれもチロシンです。
今年の夏はどこまで熱くなるのか・・・早くクールビズ発動してくれないかなぁって事務所のはじっこで思う毎日です。