2023年01月17日

2023年4月に「牛乳値上げ」より衝撃だった事

#牛乳 #値上げ
年が明けても値上げの話は絶えない今日この頃ですが、生乳販連より年末に乳業メーカーへある通達が回っていたようです。

「業界を救うため、11月に引き続き再度値上げを実施してください」

実際の文書はこのように書かれていませんが、生産コストも上がり続ける中、前回の値上げ後も数量が落ちているようにも見えないので値上げをしてくださいと、そんな内容でした。

ちなみに、2023年4月からの学校給食用の牛乳については値上げが確定しているようです。


そんな値上げの話より、衝撃的だった内容がそこには書いてあったんです。

製造コストが暴騰している中、需要は停滞したまま、製品が廃棄される量も半端でない、、、こうした環境の中で、生乳販連を始め、国としての対策をあれこれ取っているという話なんですが、この先の計画として

 3月~ 9月までで2万5千頭

10月~翌3月までで1万5千頭

年間で4万頭の乳牛を淘汰する予定との事。


はぁ?「淘汰」って淘汰、、、こうして廃棄される牛乳を削減するって言う事なんです。牛がいれば搾らなきゃないし、でも製造すれば経費もかかる、需要は停滞したまま、、、だから牛を減らします、、、そういう話なんですね。


需要に合わせて、生産コストをかけないように、、、一見合理的に感じたんですが、需要が回復した時、すぐに牛乳って出来上がらないですし「えっ?」と思ってしまいました。

お乳のでる牛がいて初めて牛乳の製造ができるわけですし。

まぁ国のやっている事ですから、中小食品卸の仕入担当が考える事くらい分かっていて、いろいろな利害関係の中で始める対策なんだと思いますが、率直に自分の意見を、ある乳業メーカーにぶつけてみました。


その通りですよねって言ってくれました。原乳が足りなくなったらそれを理由に単価を上げればいいって話じゃないし、本当にこれって酪農家を救う対策なのかな?ってのは今のところ理解できていないです。

淘汰開始はもう目の前です、この計画が見えた段階で原乳不足が起こるもの見えました。以前は輸入したりもして必死に対応してきた近年もあります。一度ならず二度も同じ事が起ころうとしています。

しかし、コロナ化で余った原乳に対して国も補助を出した経緯もあり、こうしたお金の使い方はやっぱり違った!とでも思ったんでしょうか。

人間ってやっぱり勝手な生き物です。自分も含めてですけどね。


近く、牛乳の値上げの件はメディアにも取り上げられるでしょう。どういった切り取り内容で国民に周知されるのか気になります。






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たまに動画もつくっています。食品業界ネタは月に一回程度に落ち着いてしまい、自分の食についてのショート動画が多くなってきましたが、記事をお読みいただいたご縁で、動画の方もご評価、登録などで応援頂けると大変励みになります!
posted by なーたのうた at 18:22| Comment(0) | 日常報告書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月07日

(山形)日東ベスト工場火災 影響はどうなんだ?

先日、マルハニチロの広島工場の火災があったばかりですが、今度は山形県の日東ベストの工場で火災。

6日夜、ハンバーグラインから出火、幸いにもけが人はいないという事で、とりあえずホッとしたところですが、外食ルートなどでよく販売されているハンバーグのブランドがそのラインで製造されているようです。

火は約5時間後に消し止められたという事ですが、ポンプ車など約10台が駆けつける事態となりました。出火当時は、工場は稼働中で従業員44人が業務にあたっていたそうですが、全員避難し、また他の建物への影響も無かったようです。

すぐに製造再開とはいかないでしょうから、倉庫などの在庫状況にもよるでしょうけど、一時休売となる可能性も出てきますね。

うちで扱っている商品には影響はありませんが、寒くなってきています。ご自宅も含めて火災には注意したいですね。


posted by なーたのうた at 12:42| Comment(0) | 日常報告書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月05日

野菜生活が高くなる!カゴメが年明け値上げを実施

トマトメーカーみたいな印象から、野菜メーカーへとイメージが変わって来た「カゴメ」ですが、トマトケチャップなど4月でしたかね、値上げをしたわけですが、またまた値上げを実施するとの情報が入りました。

もう慣れっこですけどね。こうやって全体的な物価が上がっていくんでしょうね。給料もガンガン上がっていくバブル景気を社会で経験していませんが、それとは違う状況ですかね。

給料ガンガンって程じゃないし、、、


今回出てきたお話は、トマトソースやミートソース、そして飲料関係を2023年2月出荷分から値上げをするというものです。

正式に出された情報ですが、HPではリリースを見つけられませんでした。そのうちメディアを通して流れてくるんでしょうね。

理由としては、、、もう聞き飽きてきた内容もあるわけですが、カゴメの主要原材料であるトマト・ニンジン・リンゴ・オレンジなどをはじめとした農産物原材料は、世界的な価格の高騰が続いています。さらに、資材費やエネルギー費なども上昇が続いています。

そして、世界経済動向による円安の加速により、輸入コストへの影響も小さくないのです。

文末4行くらいは各社同じような文面になってくるのですが、「コストアップを吸収するため業務の合理化や効率化に取り組んでまいりました。しかしながら、原材料等の価格上昇は今後も継続することが見込まれるこ・・・」という感じ。

「自助努力だけでコストアップを吸収することは困難」まぁそりゃそうですよね。これでも耐えきれるのだとしたら、今までのコストってなんだったの?何か悪いことしてない?って思っちゃうくらい酷い状況です。

とはいえ、それをまともに食らうお客様の気持ちを考えると、横流しで「ほいっほいっ」と値上げをするわけにもいきません。

2月って言うなら4月から、4月って言うなら6月からってとりあえずあがいてみるのも仕事ですし。


毎日欠かさず飲んでいますって方も多いかもしれませんが、カゴメの飲料でも代表的な「野菜生活」ももちろん値上げです。

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飲料は33品が対象となっています。ちなみに僕らで取り扱う業務用は238品。マスタのメンテナンスも楽じゃないのですよ。

具体的には「野菜生活100オリジナル」(あの緑のヤツ)で約10%の値上げとなります。


今までの価格で10本買えていたのに9本しか買えないって考えると、結構なインパクトじゃないですか?
今のうちにジューサーとか買っておいて、家庭菜園で飲料くらいはつくってしまえ!ってどうでしょう。


posted by なーたのうた at 19:57| Comment(0) | 日常報告書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月18日

松屋とニッスイのコラボ3弾が食べたい!通販なら買える!

さぁ、社名変更が迫って来た「日本水産」ですが、松屋とのコラボ第三弾の発売です。

社名変更については、以前のYou Tube動画を参照

発売したのは「松屋監修 キムカル牛めし」です。430グラムでEコマース向けとなっています。

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松屋の人気メニューである「キムカル丼」をアレンジした商品であり、和風ベースの味付けに、程よい酸味のある特製甘辛焼肉だれを使用しているそうです。

市販用の冷凍米飯と同じく、電子レンジ調理の他、軽く油をひいたフライパンで炒めても抜群です。

松屋で人気と言いますが、近くにないので試した事がないのです。基本的に「すき家」になっちゃうんです☀

実は、冷凍米飯はテレワークが一般化したり、ライフスタイルの変化で購入機会が増えているという事です。辛い料理の人気も相まって今回の活溌に繋がったようです。

米飯と言えば、ニチレイ、味の素、マルハニチロなど大手が名をはせていますが、日本水産を選択した松屋ホールディングスの判断はいかがだったのでしょうか。

とはいえ、日本水産はこれまでにも、松屋フーズとのコラボで「松屋監修牛めしおにぎり」「松屋監修シュクメルリ風グラタン」を発売しています。

牛めしおにぎりについては、量販向けにも販路を広げる事となるなど人気を博しています。

こちらからお試し頂けると、飛んで喜びます!ぜひ!

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posted by なーたのうた at 20:00| Comment(0) | 日常報告書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月20日

無人販売は生き残れるのか?

周囲はコロナ禍の緊張感が和らいできましたでしょうか?

こうした環境の変化で、気になっているのが「冷凍餃子の無人販売店」です。自分の街にもいつの間にか登場していました。皆様の町にも何件か登場していませんでしょうか。

冷食自販機も増えてきたように思いますが、近寄りはしても購入されているのかが疑問です。

餃子の無人店舗は1種類だった品揃えが、生姜やニンニク入りなどラインナップが増え、冷凍ラーメンセットを併売している店舗もあるようです。

さらに、鶏卵6個パック入りや、キャベツを無料サービスするなど対応の幅も広がっているようです。

ネットで調べると「餃子の雪松」がすでに全国372店舗で、コロナ前より350店舗も増えています。

コロナもびっくりの拡大ったり笑


後発参入も増えて、10社ほどの合計店舗数は620店舗を超えるようです。最近は、シューマイやもつ煮込みの無人販売店も出現しています。

全国の食品スーパーは業務用スーパーも含めて約2万店。GMSやショッピングセンターも含めると約2万2千店。数ではスーパーの約3%が無人店となりますが、無人店のリーチエンショーケースは1店舗、1~5台で、冷凍餃子に絞って考えれば、カテゴリーシェアはそれ以上の数値になっていると思います。

先ほどあげた雪松は無人店業界でトップですが、1日にキャベツ15トンを消費しているとも聞きます。

日本冷凍食品協会が先日発表した生産量ランキングでは、昨年の冷凍餃子生産量は、炒飯に次ぐ4位で、9万8512トンとの事ですが、無人店を加えれば炒飯を抜いて、実質3位になるだけのボリュームがあるそうです。

スーパーの冷凍餃子に比べ価格は高く設定されている無人店の冷凍餃子は、金額での影響力は数量以上にあります。


が、しかしです。

昨年急成長した「唐揚げ専門店」は競合が厳しく失速している現状を見れば、無人販売もブームが去るかもしれない、、、、一方では、餃子以外に品ぞろえを広げ、思わぬ進化をする可能性もあります。

顔認証や、決済システムが無くても賽銭箱があればいいのだから、アマゾンGOもびっくりだろう笑

これは日本独自では?

先例が無いからこそビジネスチャンスでもあるわけですが、不安と楽しみが入り混じった未来がありますね。




動画もやってみました。チャンネル登録を励みにして、試行錯誤中です!!
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posted by なーたのうた at 19:18| Comment(0) | 日常報告書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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