新聞記事などで、会社でお取引のあるところの名前なんかが出てると、つい目が行っちゃいますよね。
しかも、悪い話だったりすると「えっ!?聞いてないんだけど、、、」って。
本来直ルートで入ってほしい話なんかが、人伝だったりメディアで知るってショックなもので。
それに近いような話を動画にしました。
https://youtu.be/ji_cw5RXZYk
話し方の練習もかねて、地声で始めてみようかとも考えましたが、結局VOICEVOXさんのお声でやらさせて頂いています。
今回は、公正取引委員会により追徴金の命令が出てしまったという、「談合」関係の事件です。
給食受託企業通しで、入札時の価格が下がりすぎないように打ち合わした、、、、みたいなことのようです。
そうでなくても、給食受託業界には、グレーな請求や戻しみたいなものが昔からあるんだよなぁって思っています。
どこの業界にもあるもんですかね。まぁ、そこは今回出ていなくて「談合」しちゃだめよ、という事だけでした。
コストや人手を考えたら、競争で価格下がるっていうのもやってられないですよね。
良かったら、動画の方もよろしくお願いします!
いまいちでも、グッドもらえるとかんばります。
2024年06月24日
2023年11月12日
養殖魚は本当に危険なのか?
しばらくぶりの更新となりました。
近年、魚の漁獲量の減少について聞かれると思いますが、調べてみると、日本の漁獲量のピークは1984年の1282万トンだが、2020年には423万トンとなり、36年間で約3分の1に減っている事がわかりました。
毎年のように鮭やサンマ、スルメイカなど何らかの魚種が不漁と報じられる一方、世界的な人口増加と水産物の需要の増加で水産物の取り合いが世界的に起こっています。
こうした状況が重なった結果、注目されているのが養殖魚。しかし、自然環境下で育った天然魚と比較すると、養殖魚は人口的で安全性が低く、味も劣っているというイメージをお持ちの方も少なくありません。
そんなイメージを払しょくできないか?と中くらいの文字量でご紹介します。
大学や水産業界が連携して養殖魚の安全性と品質向上を目指した開発が盛んに行われており、養殖魚のブランディング化も進んでいます。飼料や飼育環境下を工夫することで、魚に含まれる栄養素の強化や、臭みを減少させた魚の開発に成功しているんです。
そもそも養殖魚とは、稚魚の段階から養殖場で育ち、水質・温度・えさなどが管理された中で育った魚のことを指す。国内ではさまざまな種類の魚が養殖されており、2021年の総生産量はブリ(40%)に次いでマダイ(27%)、カンパチ(12%)が挙げられます。
養殖魚と天然魚は、見た目である程度、判別することができるものが多いです。
たとえば天然のタイはサイズが大きく、尾びれや胸びれの形がはっきりとしていて、鼻の穴の数が全部で4つある。一方、養殖のタイはサイズが小さく、鼻の穴が2つで、特徴に違いがある。また天然のタイは鮮やかなピンク色をしているが、浅瀬で育った養殖のタイは少し黒ずんでいて、その違いは素人でも見分けがつきます。
天然魚の特徴
天然魚は、大自然の中で生活していることから、旬の時期には脂がのり、身が引き締まっている。光が届きにくい海中で育った天然魚は、鱗が日に焼けていないため、色鮮やかで見た目が良い。味は歯応えがあり、しっかりとした旨みと香りが良いものが多い傾向があります。しかし、旬以外の時期は味が落ちる、捕獲量が少ないため値段が高くなるなどの時期に左右される問題もある。
養殖魚の特徴
養殖魚は、季節問わず脂が多く、食感はやわらかく、まろやかな味である。見た目に関しては、天然魚と比べると浅瀬で育つため、表面に太陽光が当たり黒ずみがち。しかし最近では、生簀に遮光シートがかけられているところもあり、色鮮やかな養殖魚も販売されています。通年、変わらない味を楽しめるが、天敵がいなく激しい水流の影響を受けないため、全体的に小ぶりなものが多い。
養殖魚と一言でいっても、さまざまな飼育方法があります。たとえば、卵の段階から最終生育過程まですべて人の手によって育てられる完全養殖という方法。
完全養殖では、クロマグロ、タイ、サーモンといった魚が育てられており、すべての生育過程を人間がコントロールできるが、餌のコストがかかってしまうのが欠点と言えます。
また、卵の段階から養殖場で育つ完全養殖に対して、海や川で育った稚魚を捕獲して育てる蓄養という方法があり、特にウナギは畜養で養殖されることで有名でしょう。冬から春にかけて採れたシラスウナギを6ヶ月から1年半かけて養殖し、わずか0.2gの稚魚を300g前後まで飼育して出荷しています。
最近、うなぎの完全養殖に成功!というニュースもありましたね。素晴らしい技術の進歩だと自分は肯定的に考えています。賛否はありますけどね。
養殖の方式としては海の中に生簀を入れて養殖する海上養殖と、山などでも養殖できる陸上養殖がある。
自然の海を利用する海上養殖は、水質管理ができないため、寄生虫が生簀に入ってしまう可能性がありますが、陸上養殖は海から離れた場所で飼育されることが多いため、海水の代わりにミネラルが多く含まれている温泉水を利用します。特に水質やえさの管理が必要な種類の魚が陸上養殖で育てられています。
という事で、養殖魚は安心できるのか?というところですが、一般的な認識として、自然の中で育った天然魚が好ましいと考えがちだが、海洋汚染が進んでいる現代においては必ずしも安全ではない、、、と言えるのではないでしょうか。
特にマグロなどの大型魚類は、有害物質が凝縮されやすく、体内にマイクロプラスチックが残留している可能性がある。
しかし養殖魚でも飼育環境によっては、病気や寄生虫予防のために大量のワクチンや抗生物質が投入されていたり、餌に合成飼料が混ぜられていたりすることもあり、安全性の面で不安を感じる人もいるのが実情だ。
このような問題を受け、厚労省は2003年に食品中の残留農薬などを規制する法律を施行し、薬品の種類や使用料に制限を設けた。出荷する魚に薬品等が残留し人体に影響を及ぼさないよう政府が管理しているため、現在は養殖魚であっても安全面に配慮した魚が市場に出回っているといえます。
養殖魚の利点はアニサキス食中毒のリスクが低い。特に完全養殖であれば、冷凍のえさが使用されているケースが多く、アニサキスが寄生している可能性は限りなく低いでしょう。しかし、アニサキスは魚が口にしたものから寄生するため、稚魚を捕獲して養殖する畜養の場合は寄生している可能性がゼロではない。
まぁこんな感じで良し悪しあるわけですが、人工的な環境下で人の手によって育てられた養殖魚は、自然下で育った天然魚と比較すると低く評価されやすいです。
だからこそ、最近では人が丁寧に育てることでブランディング化された養殖魚を企業や大学等の研究機関で扱う例が増えています。
たとえば、飼料に柑橘系の果実を混ぜて育てた「フルーツ魚」は臭みがなく、高い鮮度が保てると定評がある。餌の成分にこだわった「プレミアムDHAブリ」は、人間の体内の免疫反応の調整や脂肪燃焼を促進するといわれているDHAを通常のブリよりも高く含ませることに成功しています。
企業や水産会社、大学などが連携してマイナスイメージの強い養殖魚に付加価値をつける動きは今後も期待できるでしょう。
まとめますと、
養殖魚と天然魚の違いは一長一短
今回は、天然魚と養殖魚のメリットデメリット、安全性というところで考えてみましたが、「養殖された魚」に何となく抵抗があった人もいるいると思いますが、魚の漁獲量が減少している現状もあり、養殖魚が市場に出回る機会が増えているととともに、養殖魚のブランディング化も進んでいます。
そのため、養殖魚が必ずしも危険とは言い切れませんし、劣っていると考えることも残念な気がします。
資源には限りがあると考えると、バランスをとって使用していく必要があります。良し悪しを判断基準とするだけでなく、その産業を支えている方々の想いをくみ取ってみるのも選択肢を広げる一つの考え方かもしれませんよね。
近年、魚の漁獲量の減少について聞かれると思いますが、調べてみると、日本の漁獲量のピークは1984年の1282万トンだが、2020年には423万トンとなり、36年間で約3分の1に減っている事がわかりました。
毎年のように鮭やサンマ、スルメイカなど何らかの魚種が不漁と報じられる一方、世界的な人口増加と水産物の需要の増加で水産物の取り合いが世界的に起こっています。
こうした状況が重なった結果、注目されているのが養殖魚。しかし、自然環境下で育った天然魚と比較すると、養殖魚は人口的で安全性が低く、味も劣っているというイメージをお持ちの方も少なくありません。
そんなイメージを払しょくできないか?と中くらいの文字量でご紹介します。
大学や水産業界が連携して養殖魚の安全性と品質向上を目指した開発が盛んに行われており、養殖魚のブランディング化も進んでいます。飼料や飼育環境下を工夫することで、魚に含まれる栄養素の強化や、臭みを減少させた魚の開発に成功しているんです。
そもそも養殖魚とは、稚魚の段階から養殖場で育ち、水質・温度・えさなどが管理された中で育った魚のことを指す。国内ではさまざまな種類の魚が養殖されており、2021年の総生産量はブリ(40%)に次いでマダイ(27%)、カンパチ(12%)が挙げられます。
養殖魚と天然魚は、見た目である程度、判別することができるものが多いです。
たとえば天然のタイはサイズが大きく、尾びれや胸びれの形がはっきりとしていて、鼻の穴の数が全部で4つある。一方、養殖のタイはサイズが小さく、鼻の穴が2つで、特徴に違いがある。また天然のタイは鮮やかなピンク色をしているが、浅瀬で育った養殖のタイは少し黒ずんでいて、その違いは素人でも見分けがつきます。
天然魚の特徴
天然魚は、大自然の中で生活していることから、旬の時期には脂がのり、身が引き締まっている。光が届きにくい海中で育った天然魚は、鱗が日に焼けていないため、色鮮やかで見た目が良い。味は歯応えがあり、しっかりとした旨みと香りが良いものが多い傾向があります。しかし、旬以外の時期は味が落ちる、捕獲量が少ないため値段が高くなるなどの時期に左右される問題もある。
養殖魚の特徴
養殖魚は、季節問わず脂が多く、食感はやわらかく、まろやかな味である。見た目に関しては、天然魚と比べると浅瀬で育つため、表面に太陽光が当たり黒ずみがち。しかし最近では、生簀に遮光シートがかけられているところもあり、色鮮やかな養殖魚も販売されています。通年、変わらない味を楽しめるが、天敵がいなく激しい水流の影響を受けないため、全体的に小ぶりなものが多い。
養殖魚と一言でいっても、さまざまな飼育方法があります。たとえば、卵の段階から最終生育過程まですべて人の手によって育てられる完全養殖という方法。
完全養殖では、クロマグロ、タイ、サーモンといった魚が育てられており、すべての生育過程を人間がコントロールできるが、餌のコストがかかってしまうのが欠点と言えます。
また、卵の段階から養殖場で育つ完全養殖に対して、海や川で育った稚魚を捕獲して育てる蓄養という方法があり、特にウナギは畜養で養殖されることで有名でしょう。冬から春にかけて採れたシラスウナギを6ヶ月から1年半かけて養殖し、わずか0.2gの稚魚を300g前後まで飼育して出荷しています。
最近、うなぎの完全養殖に成功!というニュースもありましたね。素晴らしい技術の進歩だと自分は肯定的に考えています。賛否はありますけどね。
養殖の方式としては海の中に生簀を入れて養殖する海上養殖と、山などでも養殖できる陸上養殖がある。
自然の海を利用する海上養殖は、水質管理ができないため、寄生虫が生簀に入ってしまう可能性がありますが、陸上養殖は海から離れた場所で飼育されることが多いため、海水の代わりにミネラルが多く含まれている温泉水を利用します。特に水質やえさの管理が必要な種類の魚が陸上養殖で育てられています。
という事で、養殖魚は安心できるのか?というところですが、一般的な認識として、自然の中で育った天然魚が好ましいと考えがちだが、海洋汚染が進んでいる現代においては必ずしも安全ではない、、、と言えるのではないでしょうか。
特にマグロなどの大型魚類は、有害物質が凝縮されやすく、体内にマイクロプラスチックが残留している可能性がある。
しかし養殖魚でも飼育環境によっては、病気や寄生虫予防のために大量のワクチンや抗生物質が投入されていたり、餌に合成飼料が混ぜられていたりすることもあり、安全性の面で不安を感じる人もいるのが実情だ。
このような問題を受け、厚労省は2003年に食品中の残留農薬などを規制する法律を施行し、薬品の種類や使用料に制限を設けた。出荷する魚に薬品等が残留し人体に影響を及ぼさないよう政府が管理しているため、現在は養殖魚であっても安全面に配慮した魚が市場に出回っているといえます。
養殖魚の利点はアニサキス食中毒のリスクが低い。特に完全養殖であれば、冷凍のえさが使用されているケースが多く、アニサキスが寄生している可能性は限りなく低いでしょう。しかし、アニサキスは魚が口にしたものから寄生するため、稚魚を捕獲して養殖する畜養の場合は寄生している可能性がゼロではない。
まぁこんな感じで良し悪しあるわけですが、人工的な環境下で人の手によって育てられた養殖魚は、自然下で育った天然魚と比較すると低く評価されやすいです。
だからこそ、最近では人が丁寧に育てることでブランディング化された養殖魚を企業や大学等の研究機関で扱う例が増えています。
たとえば、飼料に柑橘系の果実を混ぜて育てた「フルーツ魚」は臭みがなく、高い鮮度が保てると定評がある。餌の成分にこだわった「プレミアムDHAブリ」は、人間の体内の免疫反応の調整や脂肪燃焼を促進するといわれているDHAを通常のブリよりも高く含ませることに成功しています。
企業や水産会社、大学などが連携してマイナスイメージの強い養殖魚に付加価値をつける動きは今後も期待できるでしょう。
まとめますと、
養殖魚と天然魚の違いは一長一短
今回は、天然魚と養殖魚のメリットデメリット、安全性というところで考えてみましたが、「養殖された魚」に何となく抵抗があった人もいるいると思いますが、魚の漁獲量が減少している現状もあり、養殖魚が市場に出回る機会が増えているととともに、養殖魚のブランディング化も進んでいます。
そのため、養殖魚が必ずしも危険とは言い切れませんし、劣っていると考えることも残念な気がします。
資源には限りがあると考えると、バランスをとって使用していく必要があります。良し悪しを判断基準とするだけでなく、その産業を支えている方々の想いをくみ取ってみるのも選択肢を広げる一つの考え方かもしれませんよね。
2023年01月17日
2023年4月に「牛乳値上げ」より衝撃だった事
#牛乳 #値上げ
年が明けても値上げの話は絶えない今日この頃ですが、生乳販連より年末に乳業メーカーへある通達が回っていたようです。
「業界を救うため、11月に引き続き再度値上げを実施してください」
実際の文書はこのように書かれていませんが、生産コストも上がり続ける中、前回の値上げ後も数量が落ちているようにも見えないので値上げをしてくださいと、そんな内容でした。
ちなみに、2023年4月からの学校給食用の牛乳については値上げが確定しているようです。
そんな値上げの話より、衝撃的だった内容がそこには書いてあったんです。
製造コストが暴騰している中、需要は停滞したまま、製品が廃棄される量も半端でない、、、こうした環境の中で、生乳販連を始め、国としての対策をあれこれ取っているという話なんですが、この先の計画として
3月~ 9月までで2万5千頭
10月~翌3月までで1万5千頭
年間で4万頭の乳牛を淘汰する予定との事。
はぁ?「淘汰」って淘汰、、、こうして廃棄される牛乳を削減するって言う事なんです。牛がいれば搾らなきゃないし、でも製造すれば経費もかかる、需要は停滞したまま、、、だから牛を減らします、、、そういう話なんですね。
需要に合わせて、生産コストをかけないように、、、一見合理的に感じたんですが、需要が回復した時、すぐに牛乳って出来上がらないですし「えっ?」と思ってしまいました。
お乳のでる牛がいて初めて牛乳の製造ができるわけですし。
まぁ国のやっている事ですから、中小食品卸の仕入担当が考える事くらい分かっていて、いろいろな利害関係の中で始める対策なんだと思いますが、率直に自分の意見を、ある乳業メーカーにぶつけてみました。
その通りですよねって言ってくれました。原乳が足りなくなったらそれを理由に単価を上げればいいって話じゃないし、本当にこれって酪農家を救う対策なのかな?ってのは今のところ理解できていないです。
淘汰開始はもう目の前です、この計画が見えた段階で原乳不足が起こるもの見えました。以前は輸入したりもして必死に対応してきた近年もあります。一度ならず二度も同じ事が起ころうとしています。
しかし、コロナ化で余った原乳に対して国も補助を出した経緯もあり、こうしたお金の使い方はやっぱり違った!とでも思ったんでしょうか。
人間ってやっぱり勝手な生き物です。自分も含めてですけどね。
近く、牛乳の値上げの件はメディアにも取り上げられるでしょう。どういった切り取り内容で国民に周知されるのか気になります。
+++++++++++++++
たまに動画もつくっています。食品業界ネタは月に一回程度に落ち着いてしまい、自分の食についてのショート動画が多くなってきましたが、記事をお読みいただいたご縁で、動画の方もご評価、登録などで応援頂けると大変励みになります!
年が明けても値上げの話は絶えない今日この頃ですが、生乳販連より年末に乳業メーカーへある通達が回っていたようです。
「業界を救うため、11月に引き続き再度値上げを実施してください」
実際の文書はこのように書かれていませんが、生産コストも上がり続ける中、前回の値上げ後も数量が落ちているようにも見えないので値上げをしてくださいと、そんな内容でした。
ちなみに、2023年4月からの学校給食用の牛乳については値上げが確定しているようです。
そんな値上げの話より、衝撃的だった内容がそこには書いてあったんです。
製造コストが暴騰している中、需要は停滞したまま、製品が廃棄される量も半端でない、、、こうした環境の中で、生乳販連を始め、国としての対策をあれこれ取っているという話なんですが、この先の計画として
3月~ 9月までで2万5千頭
10月~翌3月までで1万5千頭
年間で4万頭の乳牛を淘汰する予定との事。
はぁ?「淘汰」って淘汰、、、こうして廃棄される牛乳を削減するって言う事なんです。牛がいれば搾らなきゃないし、でも製造すれば経費もかかる、需要は停滞したまま、、、だから牛を減らします、、、そういう話なんですね。
需要に合わせて、生産コストをかけないように、、、一見合理的に感じたんですが、需要が回復した時、すぐに牛乳って出来上がらないですし「えっ?」と思ってしまいました。
お乳のでる牛がいて初めて牛乳の製造ができるわけですし。
まぁ国のやっている事ですから、中小食品卸の仕入担当が考える事くらい分かっていて、いろいろな利害関係の中で始める対策なんだと思いますが、率直に自分の意見を、ある乳業メーカーにぶつけてみました。
その通りですよねって言ってくれました。原乳が足りなくなったらそれを理由に単価を上げればいいって話じゃないし、本当にこれって酪農家を救う対策なのかな?ってのは今のところ理解できていないです。
淘汰開始はもう目の前です、この計画が見えた段階で原乳不足が起こるもの見えました。以前は輸入したりもして必死に対応してきた近年もあります。一度ならず二度も同じ事が起ころうとしています。
しかし、コロナ化で余った原乳に対して国も補助を出した経緯もあり、こうしたお金の使い方はやっぱり違った!とでも思ったんでしょうか。
人間ってやっぱり勝手な生き物です。自分も含めてですけどね。
近く、牛乳の値上げの件はメディアにも取り上げられるでしょう。どういった切り取り内容で国民に周知されるのか気になります。
+++++++++++++++
たまに動画もつくっています。食品業界ネタは月に一回程度に落ち着いてしまい、自分の食についてのショート動画が多くなってきましたが、記事をお読みいただいたご縁で、動画の方もご評価、登録などで応援頂けると大変励みになります!
2022年10月07日
(山形)日東ベスト工場火災 影響はどうなんだ?
先日、マルハニチロの広島工場の火災があったばかりですが、今度は山形県の日東ベストの工場で火災。
6日夜、ハンバーグラインから出火、幸いにもけが人はいないという事で、とりあえずホッとしたところですが、外食ルートなどでよく販売されているハンバーグのブランドがそのラインで製造されているようです。
火は約5時間後に消し止められたという事ですが、ポンプ車など約10台が駆けつける事態となりました。出火当時は、工場は稼働中で従業員44人が業務にあたっていたそうですが、全員避難し、また他の建物への影響も無かったようです。
すぐに製造再開とはいかないでしょうから、倉庫などの在庫状況にもよるでしょうけど、一時休売となる可能性も出てきますね。
うちで扱っている商品には影響はありませんが、寒くなってきています。ご自宅も含めて火災には注意したいですね。
6日夜、ハンバーグラインから出火、幸いにもけが人はいないという事で、とりあえずホッとしたところですが、外食ルートなどでよく販売されているハンバーグのブランドがそのラインで製造されているようです。
火は約5時間後に消し止められたという事ですが、ポンプ車など約10台が駆けつける事態となりました。出火当時は、工場は稼働中で従業員44人が業務にあたっていたそうですが、全員避難し、また他の建物への影響も無かったようです。
すぐに製造再開とはいかないでしょうから、倉庫などの在庫状況にもよるでしょうけど、一時休売となる可能性も出てきますね。
うちで扱っている商品には影響はありませんが、寒くなってきています。ご自宅も含めて火災には注意したいですね。
2022年10月05日
野菜生活が高くなる!カゴメが年明け値上げを実施
トマトメーカーみたいな印象から、野菜メーカーへとイメージが変わって来た「カゴメ」ですが、トマトケチャップなど4月でしたかね、値上げをしたわけですが、またまた値上げを実施するとの情報が入りました。
もう慣れっこですけどね。こうやって全体的な物価が上がっていくんでしょうね。給料もガンガン上がっていくバブル景気を社会で経験していませんが、それとは違う状況ですかね。
給料ガンガンって程じゃないし、、、
今回出てきたお話は、トマトソースやミートソース、そして飲料関係を2023年2月出荷分から値上げをするというものです。
正式に出された情報ですが、HPではリリースを見つけられませんでした。そのうちメディアを通して流れてくるんでしょうね。
理由としては、、、もう聞き飽きてきた内容もあるわけですが、カゴメの主要原材料であるトマト・ニンジン・リンゴ・オレンジなどをはじめとした農産物原材料は、世界的な価格の高騰が続いています。さらに、資材費やエネルギー費なども上昇が続いています。
そして、世界経済動向による円安の加速により、輸入コストへの影響も小さくないのです。
文末4行くらいは各社同じような文面になってくるのですが、「コストアップを吸収するため業務の合理化や効率化に取り組んでまいりました。しかしながら、原材料等の価格上昇は今後も継続することが見込まれるこ・・・」という感じ。
「自助努力だけでコストアップを吸収することは困難」まぁそりゃそうですよね。これでも耐えきれるのだとしたら、今までのコストってなんだったの?何か悪いことしてない?って思っちゃうくらい酷い状況です。
とはいえ、それをまともに食らうお客様の気持ちを考えると、横流しで「ほいっほいっ」と値上げをするわけにもいきません。
2月って言うなら4月から、4月って言うなら6月からってとりあえずあがいてみるのも仕事ですし。
毎日欠かさず飲んでいますって方も多いかもしれませんが、カゴメの飲料でも代表的な「野菜生活」ももちろん値上げです。

飲料は33品が対象となっています。ちなみに僕らで取り扱う業務用は238品。マスタのメンテナンスも楽じゃないのですよ。
具体的には「野菜生活100オリジナル」(あの緑のヤツ)で約10%の値上げとなります。
今までの価格で10本買えていたのに9本しか買えないって考えると、結構なインパクトじゃないですか?
今のうちにジューサーとか買っておいて、家庭菜園で飲料くらいはつくってしまえ!ってどうでしょう。
もう慣れっこですけどね。こうやって全体的な物価が上がっていくんでしょうね。給料もガンガン上がっていくバブル景気を社会で経験していませんが、それとは違う状況ですかね。
給料ガンガンって程じゃないし、、、
今回出てきたお話は、トマトソースやミートソース、そして飲料関係を2023年2月出荷分から値上げをするというものです。
正式に出された情報ですが、HPではリリースを見つけられませんでした。そのうちメディアを通して流れてくるんでしょうね。
理由としては、、、もう聞き飽きてきた内容もあるわけですが、カゴメの主要原材料であるトマト・ニンジン・リンゴ・オレンジなどをはじめとした農産物原材料は、世界的な価格の高騰が続いています。さらに、資材費やエネルギー費なども上昇が続いています。
そして、世界経済動向による円安の加速により、輸入コストへの影響も小さくないのです。
文末4行くらいは各社同じような文面になってくるのですが、「コストアップを吸収するため業務の合理化や効率化に取り組んでまいりました。しかしながら、原材料等の価格上昇は今後も継続することが見込まれるこ・・・」という感じ。
「自助努力だけでコストアップを吸収することは困難」まぁそりゃそうですよね。これでも耐えきれるのだとしたら、今までのコストってなんだったの?何か悪いことしてない?って思っちゃうくらい酷い状況です。
とはいえ、それをまともに食らうお客様の気持ちを考えると、横流しで「ほいっほいっ」と値上げをするわけにもいきません。
2月って言うなら4月から、4月って言うなら6月からってとりあえずあがいてみるのも仕事ですし。
毎日欠かさず飲んでいますって方も多いかもしれませんが、カゴメの飲料でも代表的な「野菜生活」ももちろん値上げです。
![]() | 価格:6,720円 |

飲料は33品が対象となっています。ちなみに僕らで取り扱う業務用は238品。マスタのメンテナンスも楽じゃないのですよ。
具体的には「野菜生活100オリジナル」(あの緑のヤツ)で約10%の値上げとなります。
今までの価格で10本買えていたのに9本しか買えないって考えると、結構なインパクトじゃないですか?
今のうちにジューサーとか買っておいて、家庭菜園で飲料くらいはつくってしまえ!ってどうでしょう。

カテゴリ
日記(317)
日常報告書(67)
はい!朝礼始めます。(83)
不倫・浮気(3)
その時のトレンド(75)
食品事故(28)
今日の業務(6)
ちょとでも得したい(7)
金融関係を生意気に(1)
破産・倒産(2)
僕の脊椎日記(2)
食費ロス(1)
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