2016年11月01日

メンチカツから腸内出血性大腸菌0-157検出 神奈川県

畜肉加工メーカーさんの対応は早いです。


「弊社は『肉の石川』との取引はありません」


ちょっと何の事だかわからずも調べてみました。食肉販売会社「肉の石川」が販売した冷凍メンチを食べた男女17人(1~79歳)が下痢や嘔吐おうとの症状をを訴えました。全員から腸管出血性大腸菌O-157が検出されたと発表。


心配なのは、このうちの8歳女児と5歳男児が重症という事。検体として残った冷凍メンチからもO-157が検出されました。


ここは神奈川県の調べ。

冷凍食品「和牛・相模豚 メンチ 肉の石川」は、肉の石川が静岡県の会社へ製造依頼したもの。それは、イトーヨーカドーの神奈川、千葉の各店舗で販売されていた商品。基本的に消費者が油で揚げ調理をし食べるもの。調理時に中まで十分加熱されなかった可能性もあるとしています。賞味期限は2017年2月26日のもので、イトーヨーカドーは同時に扱っていたとみられる同2月17日と4月12日のものも回収対象にし対応しています。
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まぁ一時期流行って以来、手洗いや消毒の義務化などをした学校も過去にあったなぁと思いだしました。それだけ、集団食中毒の原因にもなりやすいもの。


≪今回の件を独自に検証≫

報道された商品の特徴として

①加熱済み商品ではなく、「生メンチカツ(具が生肉)」である。
②購入したご家庭で、表示された油調調理をして食べるもの。
③牛肉を使用している為、牛肉にO-157の混入している可能性を完全に排除出来なかったと想定される。


下痢や腹痛の発症原因について

①家庭での油調調理時の加熱不足による、O-157の生存の可能性
②食べるまでの最終工程である油調調理時の中心温度75℃ 1分以上の十分な加熱がされていれば回避出来たものと想定される。


となれば、調理した家庭の問題?とも思われますが、そこは指摘しません。「牛肉に混入していて当たり前」とも考えたくはありませんが、実際の調理方法などの検証もされるのでしょうね。また、製造工場の衛生管理などももちろんチェックされるでしょう。


そんな事で・・・・


おさらいしておきましょう。


O157の生存条件・増殖条件

●口から入ったO-157の大部分は胃の酸にも負けない対酸性。
●水の中、土の中で数週間~数ヵ月間生きている。
●低温に強く、冷凍庫内でも生きている。
●温かく栄養分と水分があるところで盛んに増殖。
●体内では大腸で繁殖する。

○熱には弱く、75℃1分間の加熱で死ぬ。
○乾燥、低温を保つことで増殖を抑制可能。


まずはしっかり過熱する事が大事だと言う事ですね。


O-157は家畜などの糞便中にときどき見られるもので、糞便や糞便で汚染された水、食物を介して、人の口に入りO157感染症を起こします。さらに強烈なのは感染力。O157の感染力は非常に強く、100個程度のO157が身体の中に入っただけでも、症状がでます。(だいたいの食中毒は、100万個以上の菌が身体の中に入らないと食中毒とまでは起こりません)


混入していたとして、製造工場の管理に不備があれば増殖します。増殖後に低温保管してもそのままですから、最終加熱が甘かった場合、必ず発症してしまいます。


とても怖い病原菌です。




posted by なーたのうた at 19:10| Comment(0) | 食品事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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