味の素冷凍食品は10月末に、2022年2月1日納品分から、家庭用製品14品の価格改定を実施します。ほかに、容量変更なども行います。
また、業務用製品346品種の出荷価格改定を実施すると発表しました。
家庭用製品は4~13%、業務用製品は3~8%の値上げとなります。
一時休売としていたタイで生産している鶏肉加工品は、供給体制が整ったのち、順次出荷価格の改定や、容量変更を実施する予定という事です。
世界的な食品原料の高騰に加え、海外製品は海上運賃の値上げも大きく影響しています。
食品工場の稼働に影響を与えた、コロナも日本では終息してきたように見えますが、ヨーロッパでは感染が拡大していたり、中国の工場でもコロナによる稼働停止が続いている所もあります。
なかでも注目しているのは、海上運賃の値上げです。
中国から日本への海上運賃は、現時点でも40フィート(マックスで20トンくらい入る)コンテナで、1000ドル(10万円以上)を超えるコストとなっており、今後2000ドルになるとの見方もあります。
平常では、500ドル程で運べていたわけですから、2倍以上に膨れ上がっています。
また、昨今よく聞くようになった単語で「フリータイム」の改定も大きく影響しています。
フリータイムとは、海外からのコンテナが港について、一時的にコンテナを保管しておく期間の事です。
今までは、言葉の通り、一定期間は無料で置いておく事が出来、その間に引き取って行ってくださいね!という感じでした。
しかし、これを廃止にしている流れがあり、港に着いたらすぐに引き取らないと、日に日にコストが積み上がってくるという状態になっています。
早くコンテナを回収して、どんどん回したいのが船会社。いつまでも置いておかれると困るので、そこに料金を発生させているのです。
また、対日のコスト高騰の背景には、アメリカ西海岸の状態も考えられています。
なんだかんだアメリカへの物量は多く、船会社は儲かる航路としてアメリカへの荷物を運びたいのですが、メディアでも取り上げられている通り、港がコンテナでいっぱいになっています。
運びたくても、持っていけない状態なので既存ルートで同じ稼ぎをあげるために、日本向け運賃がぐんぐん上がってきていると言われています。
海上運賃が上がってしまうと、海外製品全般が中身に関わらず値上げをしなければならず、回避のしようが無くなってしまいます。
今後もまだまだ値上げは襲ってくると見ています。五月雨式にやってくる一律値上げへの対応で、年末はまた忙しくなりそうです。
というか、すでに忙しいです笑
2021年11月11日
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