2019年11月17日

持続可能な水産資源を目指しめっちゃ語る

多少、業界の話をします。「東京サステナブルシーフード・シンポジウム(TSSS)2019」が開催された件。TSSS????


2日間にわたりトークセッションが繰り広げられるもので、その数30以上!登壇するスピーカーの方だけで100人前後。持続可能な水産業のあり方を考える日本最大級のイベントとなりました。認知度も上がって来たでしょう、SDGs達成に向けて世界的関心が高まるなかで、70年ぶりに改正された漁業法により日本の漁業がどう変わるべきか?というテーマが多くのスピーカーから出たように感じました。


また昨年と同じく、流通小売のイオンだけでなく、国内外に27万人の従業員を抱えるパナソニックなど、影響力を持つ大手企業がサステナブルシーフードをいかに導入・普及させようとしているかの報告がありました。ほかにはESG投資の観点から、水産企業の魅力とリスクについて国内外の金融調査機関研究者が見解を披露するシーンもありました。


とにかく、いろんな単語がバンバン空気中を飛び回るイベント。興味の持てる部分だけ聞くようにしないとパンクします(笑)


そんな2日間から抜粋して、1日目の冒頭。特別講演には、環境保全をライフワークとする宗像大社・葦津敬之宮司、環境省の鎌形浩史事務次官、東京都の小池百合子知事のほか、水産庁、外務省の担当部署責任者を招きました。小池都知事は、来年の東京オリンピックのホストシティとして環境問題には使命感を持って取り組む!と強調していましたし、とくに世界6番目の排他的経済水域を保有する日本の中でも、島しょ周辺海域などその4割を占める東京都の漁業推進には海洋プラステイック削減の行動が欠かせないことなどを熱弁しました。


ほかに興味を持った部分としては、日本では漁業生産量が著しく減少しているのに対し、世界的には倍増し、ノルウェーやアメリカなど資源管理の徹底と同時に漁業者の所得が向上している実情の報告。日本の改正漁業法下でいかに行政を進めるかが議論されました。


マルハニチロと日本水産の担当責任者が水産のリーデイングカンパニーとしての取り組みを紹介するセッションもありこれはおもしろかったです。


イオンからは、サステナブル水産物(持続可能な水産物)の調達を開始し14年経過しその成果について。これらはコスト高と考えられがちですが、「安全管理は大前提とし、そのうえで安心感ある食品の提供を考えると、国際的第3者機関認証商品を扱うことがコスト面でも一番効率的」という見解に合せて、「企業として望ましい行動をしているかが安心感の裏づけとなる。結果、水産品の販売金額は減ったが、そもそも事業目的は文化継続とサステナブルの実現と考えている」と、目的と手段を取り違えないブレない志を披露しました。さすが、イオン!(忖度)


まぁ語っても長くなる熱い2日間、机上論だけでなく現場のついていける取り組みを続けて欲しいですね。
ぎょぎょう.jpg
posted by なーたのうた at 14:42| Comment(0) | その時のトレンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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