2016年11月26日

食品中に「発がん性物質」|調理過程で生成

テレビなんかで見たこと、聞いたことありませんか?

調理家庭で発がん性物質が発生する」って


工業用途として合成された「アクリルアミド」は、紙力増強剤や接着剤、排水の沈殿物凝集剤、土壌改良剤、合成樹脂、合成繊維、塗料などの原料として用いられます。これは、神経に対する毒性が知られる物質です。


実はこの有害物質は食品中にも含まれているのです。1997年にスウェーデンでの環境汚染事故が発端でした。


翌年にスウェーデンで汚染地域に住む人たちから低濃度のアクリルアミドが検出された原因を探るための研究がスタート。


その結果、炭水化物を多く含む食材を高温で過熱する仮定で生成されることがわかったんです。要するに「焦げ」ですよね。具体的にはフライドポテトなどに高濃度に含まれていることを2002年、世界に向けて報告しています。

20161126212542534.png

それ以来、世界中で食品中のアクリルアミドを低減するための取り組みが進められ、更なる研究や報告がなされるようになりました。


人への健康被害も調査された内容には、「アクリルアミド摂取で発がん性や神経影響の懸念がある」と結論図けられています。食品中の汚染物質のリスク評価を行う国際機関「FAO/WHO合同食品添加物専門家会議」が摂取低減するための取り組み継続を勧告しました。


日本ではどのような取り組みを?


もちろん日本も取り組みをしています。農林水産省が、2003年から国内で販売されている食品中のアクリルアミドの実態調査や、各種調査研究を実施しています。


結局、国内の食品も諸外国の食品と同じくらいの量のアクリルアミドが含まれていることがわかったんです。米菓、インスタント麺、ほうじ茶、麦茶などからもアクリルアミドが検出されました。


でも私たちの食事を考えてみて、アクリルアミドを含む食品を避けることは不可能だと思います。多くの食品の加工調理の過程で生成されますから「摂取しない」ということはできないでしょう。


しかし、調理の工夫や食生活に気をつけることで「低減」は可能です。


農林水産省は収集した情報や研究成果を2013年12月に、食品関連事業者向け「食品中のアクリルアミドを低減するための指針」を作成し推奨しています。


私たちの知らないところでその取り組みは行われており、アクリルアミド濃度の平均値に変化が出ています。たとえば、ポテトスナックの場合、2006-2007年に1.1mg/kgだったものが、2015年には0.57mg/kgに。そしてフライドポテトは2007年に0.41mg/kgという調査結果に対して0.27mg/kgに軽減されたと発表されています。


小さいころ「こげたものを食べるとがんになるぞ」と親に教えられトーストを焼くときは注意深く見ていた記憶がありますが、ちゃんとした裏づけがあったんですね。



posted by なーたのうた at 16:48| Comment(0) | はい!朝礼始めます。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
カテゴリ
ご紹介する友達ブログ