2015年10月06日

人気商品の突破口|テーブルマーク「国産若鶏の塩唐揚げ」

テーブルマークの冷凍食品「国産若鶏の塩唐揚げ」ってご存知ですか?すでにご賞味済みの方も多いかもしれません。


競合も強豪ひしめく冷凍唐揚げ市場でその存在感を高めています。実は、変化球商品を投入しては失敗をしてきていたところ、テーブルマークのトップブランドと同じ正攻法で「からあげ」攻めてきました。


冷凍食品のカテゴリで唐揚げというと、味の素ニチレイが強く、2社で6割くらいのシェアを握っています。「大手の壁を正面突破はムリだ・・・」そんな思いから変り種で「ニッチ」な市場を狙うも失敗。


マーケティングデータから、店頭での消費者が棚を見る時間として、1~2秒というデータがあります。「その間に、商品内容をストレートに伝える事が必要だ。ベーシックな””でいこう!」これが、2011年秋の新商品のコンセプトでした。


当時、大ブランドと真っ向勝負を決めたテーブルマークは、「国産若鶏を使い、味付は塩。ベーシックだが冷凍食品では珍しい」と大手の間隙を狙いました。


そして、最大の武器としては、「家庭での手づくり感」。しかし、ばらばらにカットした肉を成型して揚げるわけですが、一般的なつくり方では食感が、ナゲットのようになってしまう。しかも、形がいかにも整形した雰囲気になる。一枚肉を使用したとすればコストが合わない・・・手づくり感・・・大き目カットの肉でチャレンジしました。肉らしい食感と一枚肉のような自然な印象。モモ肉だと合わない為、胸肉で。しかし、胸肉のパサパサした食感が際立ち成型もむずかしい。


肉らしさとジューシー感、どうする?


テーブルマークの開発部門には、中華やイタリアンなどの元料理人が多くいます。これは業務用の彼らの商品ラインナップを見れば納得します。そうした様々な目線から発見したのです。


ある植物油脂を肉の仕込みに使ってみたら・・・成型しやすく、油で揚げる時に流れ出てしまうコクを保てる。しかし、ジューシーにはなったのですが、油っこさが強く出ていました。そこは一度揚げて凍結した唐揚げで、オーブンで焼き上げることで改善しました。


今年の3月に発売しているのですが、販売計画の2倍の売れ行きで推移しているとのこと。


担当者のコメントでは「からあげは単純な商品だったが、ものすごい工夫が必要だった」といっています。冷食メーカー2強に続く3番手を狙うテーブルマーク。


多くの人においしい食品を提供してくれるメーカー各社の戦いは今日も行なわれているんですよ。



posted by なーたのうた at 12:11| Comment(0) | その時のトレンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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